Young Red Wines from DO La Mancha

原産地呼称統制委員会は、テイスティングパネルで分析されたワインのクオリティの高さを確認した上、この格付けを付与

原産地呼称ラ・マンチャを構成する4県(アルバセテ県、シウダ・レアル県、クエンカ県、トレド県)のトップクラスの生産量を誇るワイナリーからサンプルを採集し、特に、白ブドウ品種アイレンや赤ブドウ品種テンプラニーリョなど、地場品種で醸造したワインを審査しました。

テイスターによる採点に従い、統制委員会の専門家らは2016年ヴィンテージを「大変良い」と格付けすることに決定。今回の審査では、2016年に醸造されたワインの非常に高いクオリティを反映し、評価された一定の割合のワインについて「大多数が点数評価で80点を上回った」という結果となっています。

floración

ワインは、国際コンクールの規則を定めるOIV(国際ブドウ・ワイン機構)が発行するテイスティングノートの指示に従って評価されました。また、テイスティングパネルでは、ソムリエやワイン醸造部門のプロだけでなく最終消費者の観点など、多様な意見が考慮されています。

去る6月8日、統制委員会本部で開かれた総会でこの格付けが承認されましたが、この会議にて得られた結論の中で、気候的諸要因が一時的に昨年の収穫に影響を及ぼしたことが指摘されました。昨夏、8月下旬から9月初旬にかけて暑さが厳しかった間、ブドウの成熟に影響が出た可能性がありましたが、ワイン醸造所に搬入された果実の品質は、最適な衛生状態で、劣化は見られませんでした。これはラ・マンチャ地方のブドウ栽培によく見られる傾向で、この地方では年間日照時間が非常に長いため、害虫や菌性の病気が発生しにくくなっています。

Rosado DO La Mancha, añada muy buena 2016

この10年のDOラ・マンチャワインのクオリティの飛躍的な向上。その背景には、最先端技術への投資とワイン醸造所で働く技術者の高度なプロ化と併せ、栽培されているブドウの品質に対するブドウ農家の意識の高まりがあります。

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