fbpx
原産地呼称統制委員会は、日本での販売促進を強化する中、最大級の食品・飲料展示会に出展予定。 2018年、中国に次いで100万本以上のワインを輸入している日出づる国・日本は、引き続き、アジア地域での海外販売促進活動で優先的に重視すべき市場となっています。 そのため、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会の「Foodex Japan」への出展(3月10日から13日)は、世界的に見てワインの世界消費量が急速に伸びている国の一つ、日本への段階的な進出の強化につながります。この見通しは、さらに、日本とEUの間で締結された経済連携協定の発効後、強くなっています。 すでに2019年、日本はアジア諸国を巡るツアーの舞台となっており、その数か月後、ブドウの収穫中、日本の専門業者からなる貿易使節団のラ・マンチャ来訪でその幕を閉じているのも不思議ではありません。 セルバンテスの作品が日本文化に定着し、人気を博しているおかげで、日本とラ・マンチャの文化的つながりは潜在的なものとなっています。 Foodex Japanの単独ブース 日本の食品・飲料業界で話題の展示会で、今回、出展者数約2,900社(うち172社がスペインの出展者)、業界関係者の来場者数80,000人、展示パビリオン11の出展が見込まれています。 回目を迎える原産地呼称ラ・マンチャの出展は、スペインパビリオン内にて行われ、商談コーナーとワイン14種の試飲が楽しめるテイスティングコーナーを併設するインフォメーションブースを設置いたします。 Foodex Japanに出展するワイナリー 原産地呼称統制委員会が組織する派遣団は、ワイナリー9社で構成されています。 ビルヘン デ ラス ビニャス ボデガス ロメロ デ アビラ ボデガス セントロ エスパニョーラス ボデガス エル プログレソ ビ二コラ デ カスティーリャ ボデガス クリスト デ ラ ベガ ボデガス ラ レメディアドーラ また、業界関係の来場者向けに、出展ワイナリーのワイン7種を紹介するセミナーを開催予定。    
高品質のブドウが収穫された収穫年。そのワインに寄せられる業界からの期待の声 ワイン製造業者やエキスパートが収穫時に予想していたとおり、数か月を経たブドウは質の高いワインとなってグラスに注がれました。ワイナリーで働く技術責任者や醸造担当者自身が2014年の収穫期に公言していたことが夢から現実になったことに加え、D.O.ラ・マンチャワイ原産地呼称統制委員会会長のグレゴリオ・マルティン・サルコ氏はマドリッドでのヤングワインのプレゼンテーションで述べたとおり2014年は「品質の高さで後世の記憶に残る収穫年」になるでしょう。 こうした2014年の収穫におけるブドウは質が高く、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会のインタープロフェッショナル連合が調査した技術責任者や醸造担当者の間では、ワイナリーに搬入されたブドウの質が並外れてよいということで意見が一致しました。ブドウの樹がいっさい病気にかからず、収穫前の時期には昼夜の気温差がたいへん大きかったことから果実は完全に熟すことができました。こうした気候条件は、高度600メートルというイベリア半島内陸の中央平原に位置するラ・マンチャ地方のブドウ畑特有のもので、冬に厳しい寒さが、夏には酷暑が訪れることからここには果樹の病気を避けながらブドウが完全に熟すのに適した環境がととのっているのです また、今年の夏は水不足だったものの、灌漑地のほか非灌漑農地においてもブドウの樹には果実が成長するために必要な水分をためておく保水機能が十分に備わっていました。そのため、白ワイン用のアイレン種は11.5ボーメ、赤ワイン用のテンプラニーリョ種等では13ボーメを上回るなど理想的な数値に達しました。 白ワイン用のアイレン種や赤ワイン用のテンプラニーリョ種(スペインを代表する品種)等の従来品種はクパージュを施すことによりさらに豊かになりました。数十年前から白ワイン用のソーヴィニョン・ブラン、マカベオ、シャルドネ、ベルデホ、さらには赤ワイン用のシラー、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローといった新しい品種の栽培が行われていますが、いずれもラ・マンチャの土壌にみごとに適応しています。その結果、フレッシュさとともにフルーティな若々しさをもつワインを求める現在の市場に応える、力強いアロマのヌーヴォー・ワインがつくりだされた。 世界最大のブドウ栽培面積と260社を数えるワイナリーの存在で知られ、文学作品「ドン・キホーテ」にも描かれている伝統的なブドウ栽培文化が数百年にわたり受け継がれているD.O.ラ・マンチャでは、国内市場および海外市場が求める質の高さに応えながら生産ペースを引き上げることにも成功しました。そして伝統的な方法により、クリアンサやデザートワインはもちろん、スパークリングワイン等が生産されています。
原産地呼称統制員会は、9月第3週に行われた投資ミッションを大成功で終えた。日本、メキシコ、コロンビアのように、かけ離れた国から参加した12名の専門家が、ブドウの収穫期という非常に大切な時期にラ・マンチャ地方のワイン醸造部門の現実を間近で共に体験した。   ブドウ畑に足を踏み入れ、ラ・マンチャ原産地呼称地域の重要な赤ブドウの品種をいくつか、その手で収穫する機会にも恵まれた輸入業者にとって、その感覚はとてもポジティブなものであった。日本企業ニューワールドトレーディングのイガラシ アスカさんの言葉を借りると、「ブドウに触ることができるのが印象的でした。いつも写真で見ていましたが、こんなに近くで接したことは一度もなかったですから」 「ラ・マンチャでブドウの収穫ができる、またとない時期」を絶賛する、アステカ文明の国の輸入業者、ピラール・クレリアンさんの意見とも一致する評価である。 訪問、テイスティング、そして観光 一行は、原産地呼称統制委員会本部の訪問に加え、ビリャロブレド、トメリョソ、ソクエリャモス、ラ・ソラナなど、ラ・マンチャ地方の代表的な町で分刻みにスケジュールをこなしていった。 ショールームでのテイスティングに参加するだけでなく、収穫期の真っただ中にあるワイン醸造所で、施設の見学や、そこで造られるワインのテイスティングをしながら、ワイナリーの機能についての知識をより深めることもできた。 魅力としての文化とガストロノミー 収穫のこの時期に2年連続で開催された、投資ミッションの目的の一つは、ラ・マンチャの地域社会におけるワインの社会的・文化的重要性を紹介することでもある。そこで、参加者はラ・マンチャ地方の美食の最も伝統的な料理を楽しんだり、カンポ・デ・クリプタナの風車など、ドン・キホーテに描かれる代表的な場所を訪れたりした。 成長が見込まれる市場でのプロモーション活動 今後数年間にワインの消費量増大が見込まれる市場に定着するための重要な切り札となる、プロモーション活動。日本と、コロンビアや特にメキシコ全国(大幅に成長)を合わせると、2018年の輸出量は2,689,902本(750ml)に上った。 原産地呼称統制委員会カルロス・ダビ・ボニーリャ会長の見解では、「このプロモーションが、これらの国々におけるラ・マンチャのワイナリーの取扱商品拡大につながると期待しています」 ボデガス プロモーション活動に参加するワイナリーは、合計で30社となっている。 Baco - Dcoop Group Bodegas Alcardet Bodegas Altovela Bodegas Entremontes Bodegas Naranjo Bodegas Navarro López Bodegas Verdúguez Bodegas Vidal del Saz Bogarve 1915 Félix Solís J García Carrión Bodegas Ayuso Bodegas Cristo de la Vega ...
ブドウの収穫の真っ只中にあるD.O.ラ・マンチャの様々な畑の訪問に加え、複数のワイ ナリー担当者とも会う予定です。 統制委員会の活動 去年に続き、統制委員会は、海外市場でのラ・マンチャのワイン促進を目的に、視察ミッションをブドウの収穫期に実施することにしました。土着品種アイレンの収穫の真っ只中 にある9月の3週目に行い、十数人のプロのインポーターがD.O.ラ・マンチャのワインの 特色を現地で体感します。 日程と視察内容 9月16日から20日にかけて、インポーターは様々な体験を通して、ラ・マンチャのワイン業界の現状を間近で知る機会に恵まれます。約7つのワイナリー訪問、同地方の様々な場所(アルカサル・デ・サン・フアン、ソクエリャモス、ラ・ソラナ)でのワイナリー担当者との出会いとブドウ畑の訪問を予定しています。   文化を存分に体験できる集中的なプログラムで、トレド、カンポ・デ・クリプターナ、エル・トボソやトメリョソの洞窟といった主要な観光名所を訪れ、昼食と夕食ではラ・マンチャの最も代表的な料理で美食のマリアージュを堪能。 視察参加者の出身国 海外からの視察団は、全員で十数人の潜在的バイヤーから成ります。去年に続き、ラ・ マンチャのワインに興味を示すメキシコとコロンビアから約7人。一般的にセルバン テスとドン・キホーテに関する文化への関心が大変高い日本は、このラ・マンチャの 視察ミッションには初参加で、5人のインポーターが訪れます。 テンプラニーリョを手にのせるサンクトペテルブルク出身のソムリエ、アンナ・スヴィ リデンコ 視察ミッションに登録しているワイナリー Baco - Dcoop Group Bodegas Alcardet Bodegas Altovela Bodegas Entremontes Bodegas Naranjo Bodegas Navarro López Bodegas Verdúguez Bodegas Vidal del Saz Bogarve 1915 Félix Solís J García Carrión Bodegas Ayuso Bodegas Cristo de la Vega Bodegas...
原産地呼称統制委員会は、テイスティングパネルで分析されたワインのクオリティの高さを確認した上、この格付けを付与 原産地呼称ラ・マンチャを構成する4県(アルバセテ県、シウダ・レアル県、クエンカ県、トレド県)のトップクラスの生産量を誇るワイナリーからサンプルを採集し、特に、白ブドウ品種アイレンや赤ブドウ品種テンプラニーリョなど、地場品種で醸造したワインを審査しました。 テイスターによる採点に従い、統制委員会の専門家らは2016年ヴィンテージを「大変良い」と格付けすることに決定。今回の審査では、2016年に醸造されたワインの非常に高いクオリティを反映し、評価された一定の割合のワインについて「大多数が点数評価で80点を上回った」という結果となっています。 ワインは、国際コンクールの規則を定めるOIV(国際ブドウ・ワイン機構)が発行するテイスティングノートの指示に従って評価されました。また、テイスティングパネルでは、ソムリエやワイン醸造部門のプロだけでなく最終消費者の観点など、多様な意見が考慮されています。 去る6月8日、統制委員会本部で開かれた総会でこの格付けが承認されましたが、この会議にて得られた結論の中で、気候的諸要因が一時的に昨年の収穫に影響を及ぼしたことが指摘されました。昨夏、8月下旬から9月初旬にかけて暑さが厳しかった間、ブドウの成熟に影響が出た可能性がありましたが、ワイン醸造所に搬入された果実の品質は、最適な衛生状態で、劣化は見られませんでした。これはラ・マンチャ地方のブドウ栽培によく見られる傾向で、この地方では年間日照時間が非常に長いため、害虫や菌性の病気が発生しにくくなっています。 この10年のDOラ・マンチャワインのクオリティの飛躍的な向上。その背景には、最先端技術への投資とワイン醸造所で働く技術者の高度なプロ化と併せ、栽培されているブドウの品質に対するブドウ農家の意識の高まりがあります。
上半期のデータでは、2019年は前年の同じ時期と比べて、17.1%の増加が見られます。 統制委員会は上半期の初頭のデータで、D.O.ラ・マンチャのワイナリーが製造した品質 ラベル付きのボトルワインが、36,467,894本から 42.728.705 本に著しく増えたことを確 認しました。 2019年の6月までにラ・マンチャのワイナリーは6,260,811本以上を製造し、去年と比 べて 17,1 % 増加しました。 月別に見ると、1月(9,767,703本)と特に4月(6,675,200本)のD.O.ラ・マンチャの生産量は、前年の同じ時期と比べると、著しい増加が見られます。 初頭のデータを見て、下半期締めを待つ統制委員会は、2017年に達成した87,238,193本 という歴史的記録を上回るか、それに達すると慎重に楽観視しています。 そのため、クリスマスシーズンの数週間での一層力の入った販売促進とワインの消費量が 毎年影響する一年の最後の数か月の市場の成長を注視する必要があります。また、今年は 現時点で見込まれている収穫量の減少にも左右されるため、市場に出る製品の中で若いワインと伝統的ワインが最も多いD.O.ラ・マンチャには特に大きな影響があります。 一方で、ワイン業界の国際市場の成り行きも当然のこと影響しますが、ワイナリーに届き始めているブドウの質の良さが、市場に出るワインの価格上昇の要因になっています。
原産地呼称統制委員会の審査に従い、D.O.ラ・マンチャ同業組合総会は、ブドウの収穫中、収穫量の減少が際立ったヴィンテージを「秀逸」と認定。 バルクワインのサンプル50種、各種カテゴリーの瓶詰めワインのサンプル308種(白ワイン187、ロゼ34、赤87)に対する評価が行われ、統制委員会専門委員会により提出されたデータを審査した上、2017年に醸造されたワインは「秀逸」という最高の格付けを獲得しました。先日2月26日月曜日にアルカサール・デ・サン・フアンにある本部で開かれた総会で、原産地呼称ラ・マンチャの格付けをこのように決定しました。 バルクワインについては、品質委員会の指示および生産規定により、アルバセテ、シウダー・レアル、クエンカ、トレドの4県にある醸造所でサンプルをランダムに採取。専門家審査団により様々なテイスティングが行われ、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)が認定するテイスティングノートで用いられる採点基準に従い、テイスティングされた各種ワインについて「秀逸」な品質であると認められました。 また、瓶詰めワインに関して言うと、現時点で308種のワインが評価され、217種、つまり70%以上のワインが80点を上回るという結果となっています。70%というのは桁外れに高い数字で、記録が残されて以来、最も高い率を示しています。そのため、2017年ヴィンテージのワインは、その素晴らしいクオリティにより記憶に残るといっても過言ではありません。 ワインのタイプ別では、80点以上という評価を得た瓶詰め白ワインの割合は64%、ロゼワインについては67%近くに上ります。しかし、最も高い平均点を獲得したのは赤ワインで、試飲された瓶詰めワインのサンプルのうち85%が80点以上と評価され、まさに歴史的なデータを示しています。 結論として、原産地呼称ラ・マンチャのワインは、非常に豊かな色合いで、ワインの若さをそのまま示すアロマと定評のあるフルーティな表情を維持していることが実証されたことになります。これについて、カルロス・ダビ・ボニーリャ会長自身は次のように語っています。「素晴らしい品質を誇る収穫だったと断言できる高得点」
日本は、今年2018年に原産地呼称統制委員会にとって初めてのEU圏外の出展を紹介。   3月6日から9日、日本における食品業界最大級の展示会FOODEX JAPANに原産地呼称ラ・マンチャのワインがお目見えします。幕張メッセで開催される“日出る国”の食品・飲料業界にとって注目のこの展示会。出展予定3,350社(スペインから140社)、予定来場者数85,000名、11ホールの展示会場、そのうち6ホールは海外からの出展者用ゾーンというデータから、関心の高さは明らかです。 原産地呼統制委員会はスペインパビリオン内に出展し、商談スペースやワイン18種の試飲コーナーを設けた独自のブースを設置。   また、業界関係者向けに新たなワインを紹介する特別セミナーも開催いたします。聴講者は、白ワイン用アイレン種や赤ワイン用テンプラニーリョ種など、ラ・マンチャ地方を代表する特産品種について特に反響の高いワイン産地としてのラ・マンチャの魅力を知ることができます。 FOODEX JAPAN―かの不朽の名作により文学とのつながりが特に高く評価されるアジア文化圏にてD.O.ラ・マンチャのワインが明確に紹介されるのは今回が二回目です。そのボトルにドン・キホーテのお馴染みのシルエットが表示されるワインは、この郷士の騎士がアジアの消費者に対する最高のワインアンバサダーであることに気づいています。   加えて、欧州連合と日本との経済連携協定が最終的に発効されれば、今後数年で市場としての可能性が高まるとみられ、ラ・マンチャ地方のワイナリーにとって極東地域でのビジネスの関心は2倍になっています。   ここ数年のデータによると、日本はD.O.ラ・マンチャワインにとって5番目の貿易相手国ですが、アジア地域では2番目、またこれを上回るのは中国だけとなっています。   原産地呼称統制員会に同行しFOODEXに今回新たに出展するワイナリーは、以下の通りです。   Bodegas Yuntero             ボデガス ユンテロ Virgen de las Viñas         ビルヘン デ ラス ビニャス Allozo Centro Españolas               アジョソ セントロ エスパニョール Bodegas San Antonio Abad         ボデガス サン アントニオ アバッド Bogarve 1915     ボガルベ 1915 Dominio de Punctum     ドミニオ デ プンクトゥム Bodegas Exotic Winds   ボデガス エキゾティック ウインズ Bodegas La Remediadora            ボデガス ラ レメディアドーラ Bodegas El Progreso     ...
全ての情報源が、生産量が30% から45%と大幅に減少するであろうという点で一致。 高品質のブドウ 収穫期の初めの数週間で収穫の予想が行われており、技術者と専門家による初頭の予想 では、D.O.ラ・マンチャは非常に良質なブドウがとれると見込まれています。 この予想は、いくつかの区画で収穫量が約40% 減少したように、収穫量の減少が明らか であるものの、ASAJA(青年農業者団体)の地方会長であるフェルナンド・ビリェナ氏が「質は素晴らしい」と強調したように、既にワイナリーで最初に圧搾されたシャルドネ、モスカテルやソーヴィニョン・ブランといった熟成期間が早い白ブドウの品種から分かります。   このような朗報に、UPA(小規模農家・畜産業者組合)のブドウ栽培部門の責任者であ り、トレドでブドウを栽培するアレハンドロ・ガルシア・ガスコ氏の言葉を付け足すことができます。「干ばつの影響で少し発生した害虫は駆除され、ブドウの実の品質も保証されました。ラ・マンチャでは良質なワインの年になるでしょう」。 統制委員会の会員で、COAG(農家・畜産業者団体)の代表者であるミゲル・カセーロ氏 は、次のように述べています。「収穫期間は2018年よりも遥かに短くなるのは明らかで すが、1株になる実が非常に少ない分、非常に健全なブドウができるのも事実です」。 非常にゆっくり、徐々に、かつ順調に進む熟成 2019年の収穫で良質なブドウが採れると見込まれる背景の他の要因として、段階的に行う予想が挙げられます。統制委員会の副会長で、カスティーリャ・ラ・マンチャ・ワイン・ブドウ栽培協会の代表を務めるミゲル・アンヘル・バレンティン氏は、「熟成は早すぎず、急激な変化もなく、順調な進み具合」と述べ、この熟成度がワイナリーに搬入されるブドウにより良いバランスをもたらすという見方をしています。 待たれるテンプラニーリョの収穫 シウダ・レアル県の市町村のように、ブドウの熟成が早い畑では、D.O.ラ・マンチャの伝統品種の黒ブドウであるテンプラニーリョは数週間以内に収穫されると見られます。 まさしく、カスティーリャ・ラ・マンチャ農業食品協同組合のワイン部門の広報担当者、フアン・フエンテ・ルス氏は、“非常に良質な赤ワイン”の年になるだろうと考えてい ます。その理由は、ラ・マンチャの黒ブドウのテンプラニーリョの濃い色と果実の濃縮 感がワインに非常に良いバランスをもたらし、より乾燥した年は、より濃縮感のある特 徴豊かなワインになり、長期熟成にもより適しているからです。
気候変動の脅威に対して、ブドウは、ラ・マンチャ地方の生態系にとって、環境の存続の決め手となる農作物の一つです。 ブドウ園、スペインに広がるブドウ栽培 カスティーリャ・ラ・マンチャは、スペインのブドウ園の半分近い作付面積を誇りますが(スペイン全国約96万ヘクタールのうち、2018年は合計約44万4000ヘクタール)、特に生産地域はラ・マンチャに集中し、作付面積は30万ヘクタールに上っています(約15万5000エくタールが原産地呼称に認定) 辺り一帯が四季折々の色彩に染まるブドウ園は、酸素を供給する緑地帯…まさにラ・マンチャの「肺」である緑の海原、褐色の大地を形成。その名前は「水のない土地」を意味するアラビア語「マンシャ または アル・マンシャ」が起源とされています。 ブドウ園の重要性 ブドウ園は、この地方の砂漠化を回避し、地域を守り保護する基本的な役割を果たす、ラ・マンチャの環境のための基本的支えとなっています。 さらに、ブドウ園は、その他の植物や動物の種にとって生息地をつなぐものとして促進されている、“傘”で完全に守られるその他要因であるだけでなく、土壌の有機物を増やすのにも(ブドウの蔓の細切れや落ち葉)一部貢献しています。 ラ・マンチャのように、年間降水量が300~400mmの間で変動するステップ気候の地域では、水のレベルから見て、ブドウの木は数少ない持続可能な選択肢の一つとなっています。 また、地中海性とはいえ、海から遠く離れているため大陸性気候を強く示す、イベリア半島に広がる準高原内陸部の冬の厳酷な気温と夏の高温に耐えることができる植物でもあります 原材料、そして植物も含めた完全な利用 天然醸造の過程で得られるワイン。このワイン醸造業では、ブドウの収益性の向上を図る最適化モデルと併せ、ブドウの木とその果実が頼りです。 ラ・マンチャは、高い生産能力から、ワインのラインナップに従った市場の需要により、様々なクライアントや消費者にワインを供給することができます。 抑えられた利益、低めの平均生産量、品質志向と共に、原産地呼称の一つであること、このラベルの保護を受けたワインの生産は、消費者に対し、品質保証ラベルのように差別化された品質を支持するプラスの要素をもたらしています。 歴史的・文化的アイデンティティ オリーブや穀物といった地中海の本質といえるその他作物の栽培と並んで、ブドウ園の存在は、これが形成する農業システムに文化的特性を与えるだけではありません。数世紀にわたり、何世代もかけて出来上がったのどかな風景に、歴史的アイデンティティの証として遺産的・歴史的価値も加えています。 過疎化に立ち向かうブドウの木 この観点から、ワイン醸造の長い伝統がある地域――本質的にこれに該当する、ラ・マンチャのように――におけるブドウ園の社会的および人口統計上の重要性を理解することができます。ここでは、ブドウの木はスペイン内陸部がさらされる過疎化という常に存在する真の脅威に対し、住民をその町に定着させるのに貢献しています。 ブドウの栽培は、雇用キャンペーンに強い季節性が見られるその他の作物の栽培とは異なり、年間を通じて継続的な労働需要が必要となるため(例えば、冬期の剪定作業)、カスティーリャ・ラ・マンチャのような地方では大きな雇用創出の場です。 唯一、この理由からのみ、最大級のブドウ作付面積を誇る原産地呼称ラ・マンチャを構成する4県の市町村が、いかにして、いずれも平行して1万人を超える人口を擁しているのかが理解できます。 農村への持続可能な投資 気候変動の喫緊の課題に直面し、投資に関する新たな経済モデルへの方向転換が要求される中、ワイン醸造業も適応が迫られています。 一方、農村環境の役割は、中・長期的に、中核都市や大都市の代わりとして将来の鍵を握っているかもしれません。スペイン経済で非常に重要である観光部門にとって新たなニッチ市場を開拓し、またラ・マンチャ地方では、地元産ワインの客観的評価の実施に貢献する他、重要な雇用創出にもなり得ます。 そのため、原産地呼称統制委員会から、観光商品である「スペインのワインルート」内に統合される「ラ・マンチャ・ワインルート」の推進が期待されています。
ガルナッチャ・ティントレラ、マスカット・オブ・アレキサンドリアのブドウ品種が新たに仲間入り、興味深い変更も 原産地呼称ラ・マンチャにとって歴史に残る一日、待ち焦がれたこの日、10月19日の朝、カスティーリャ・ラ・マンチャ州農業・水・農村開発省の規定に従い、同州オフィシャル新聞『Diario Oficial de Castilla-La Mancha』にこの原産地呼称の新しい仕様書が公開されました。 新しい条項の中で、特に注目されるのが、原産地呼称ラ・マンチャの保護を受けるワインの醸造に新たに認められた品種として、ガルナッチャ・ティントレラとマスカット・オブ・アレキサンドリアが追加されたこと。品質の高さで有名なこの原産地呼称の厳しい仕様書に規定される、その他の諸条件を満たしている場合に限り、収穫年2020年のワイン醸造から有効となります。 ガルナッチャ・ティントレラの特徴 アリカンテ・ブーシェやコロリーナ、モラトン、ネグラル、ティントレラ・デ・リリアなど、類似する品種名でも知られるガルナッチャ・ティントレラは、昔から栽培される品種の一つで、ポンテベドラやオレンセ、アリカンテ、バレンシア、ウエスカといったイベリア半島のその他の県でも広く栽培されています。   農業・漁業・食品・環境省が作成した「ブドウ園に関するアンケート2015」のデータによると、総作付面積は22,572.20ヘクタールで、国内の赤ブドウ品種の作付面積第5位、また、このうち14,600.64ヘクタールが、カスティーリャ・ラ・マンチャ州で栽培されています。実際、原産地呼称ラ・マンチャでは、その登録にすでに600ヘクタール以上の仮申請が行われており、この仕様書改正の承認後、仮申請は自動的に「適性」へと切り替わります。 ガルナッチャ・ティントレラの形態ですが、房は小ぶりで、果実の地密度は中程度、短い円錐形をしています。ベト病やうどんこ病に弱い品種ですが、発芽が早く、中程度の完熟度で、収量はそれほど高くありません。葉が秋に紅葉する頃、赤みがかった色調の非常に生き生きとした、目を引く色合いとなります。粒は果肉も赤く色付くため、この果実から得られるモスト(ブドウ果汁)にちなみ、ティントレラと呼ばれています。 ワイン醸造についてですが、ガルナッチャ・ティントレラは、アルコール度はそれほど高くなく、バランスのとれた酸度の濃い赤色のワインに仕上がります。醸造所では、別の品種とブレンドされると色が濃くなるため、その多様性が評価されています。まさに、この色の強さが、口当たりが爽やかな赤ワインでは非常に高く評価されている点で、市場の現在のトレンドにうまくマッチしています。 その官能特性から、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会の同業組合全体会議は、この品種を加えることについて、すでにこの原産地呼称で使われている品種の多様化を進めるための好材料になると判断しました。現在、登録される品種は25種ですが、今回の仲間入りで、ガルナッチャ・ティントレラと並んで、もう一つの品種マスカット・オブ・アレキサンドリアの追加も申請されたため、間もなく登録品種は全27種に上ります。 マスカット・オブ・アレキサンドリアの品質 スペイン語でモスカテル・デ・アレハンドリア、またモスカテル・デ・グラノ・ゴルド(大粒のマスカットの意)の名でも知られるこの品種は、生産地域に応じてそれぞれの類似した名称が付けられています。イベリア半島南西部の他、東部地方で主に栽培され、地中海らしいその名前から、世界中のブドウ園で大きな反響を得ています。 発芽は早く、その房は独特の緑がかった色調です。粒の大きさは中程度で、熟成が遅く、ベト病に若干弱いのが特徴。 この品種の栽培は、昔からデザート用の生食やレーズンのために行われてきました。しかし、このブドウから主に甘口のワインが生まれ、これにより新たな市場や最終消費者向けの消費の開拓が可能となるでしょう。 温暖な気候に自然になじむため、ラ・マンチャ独特の気候と非常に相性がよく、夏の酷暑に耐えることができる品種となり、単一品種ワイン、またはその他の品種とのブレンドワインで、強い芳醇な香りが楽しめます。 仕様書に関するその他のニュース 同様に、一部のワインについて、テイスティングノートの説明が主観的になりすぎないよう修正する、または他の品種のブドウだけでなく、異なるヴィンテージ同士を調合したブレンドワインについて、許容される最大混合率を14%から15%に改め、国内規定に適合させるなど、重要性があまり高くない、その他の小さな変更が申請されました。 しかし、あえて木樽への移し替えが行われるワインについては、クリアンサ、レセルバ、グランレセルバの各ワインを樽と瓶で熟成させる期間に変更ありません。早飲みワインまたは伝統的ワインとして醸造される「樽熟成」のミニラベル付きワインは、木樽での熟成期間が最低60日でなければなりません。 2年間の自然熟成が行われる「クリアンサ」ワインは、木樽で最低6か月間熟成させるものとします。「レセルバ」ワインの場合、自然熟成3年間となっていますが、そのうちオーク樽で最低12か月以上の樽熟成を経て、残りの期間は瓶熟成が行われます。最後に、「グランレセルバ」ワインですが、自然熟成は5年間、そのうち最低18か月以上はオーク樽で樽熟成、残りの期間は瓶熟成を行うものとします。 他に、考慮すべき点は、原産地呼称ラ・マンチャは、手ごろな価格で飲みやすい、よりフレッシュなワインを好む市場の世界的な動向を受け入れ、ビジネスの重点を主に早飲みワインや伝統的ワインに置いているため(ミニラベル伝統ワイン用とミニラベル早飲みワイン用)、これらのワインや木樽で熟成されるワインのトレーサビリティと厳しい管理を強調するのに支障がないという点です。  
伝統色豊かな重要な6つの市町村(アルカサル・デ・サン・フアン、 トメリョソ、カンポ・デ・クリプターナ、エル・トボソ、ビリャロ ブレド、ソクエリャモス)、カスティーリャ・ラ・マンチャ地方の エノツーリズム・プロジェクトに大々的に参画。 「世界有数のワイン生産とブドウ畑を有するラ・マンチャ地方が、スペインの ワインルートマップに欠けるなんて考えられないことでした。」この言葉と共 にこのプロジェクトの重要性を強調したのは、統制委員会会長のカルロス・ダ ビ・ボニーリャ自身です。プロジェクトはまだ初期段階にあるものの、以前存 在し、5年前に消滅してしまった「ワインルート」の真髄を受け継いでいます。 今朝アルカサル・デ・サン・フアン市役所の大広間で発表されたこのプロジェ クトに、同市はトメリョソ、カンポ・デ・クリプターナ、エル・トボソ、ソク エリャモス、ビリャロブレドと共に参画。当ルートの初オファーを構成するの は、加盟済みの44軒の施設です。 こうして、原産地呼称ラ・マンチャのワインは、アルカサル・デ・サン・フア ン市長兼ACEVíN会長のロサ・メルチョールいわく、「政治的変動とは無縁に、 安定性とクオリティをもたらす決定的な重要性」を持つルートの主役を務める ことになりました。 さらに、専門大臣を務めるパトリシア・フランコは「原産地呼称ラ・マンチャ のみで、160を超える地域を一括しているため、極めて大きな成長潜在力が望 めます。」と語りました。 セルバンテスの息のかかったガストロノミーに、100年以上の伝統を誇るブド ウ畑、ドン・キホーテの物語縁の地方という特色を備え、この新しいルートが ACEVín提供のオファーの中でもっとも魅力的なものとなることは間違いありま せん。 このオファーには、博物館、宿泊施設、レストラン、ワイン専門店、テイス ティングや試食サービスを提供する施設、専門の旅行社や観光ガイドも参加 しています。
原産地呼称統制委員会は年度末総会を開催。その中で、2020年、海外での販売促進を強化する確固とした抱負を表明。 ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会インタープロフェッショナル協会は年度末総会を開催、終わりを迎える一年の決算を行いましたが、いずれも、この卓越した品質に支えられ、ワインの流通量は増加するとの見込みを示しており、成長率は15%を超える見通し。 クオリティの道を進むワイン 優れた品質とラ・マンチャのワインの品質管理に対する確かな信頼。それは、スペインでも大規模な海外進出を果たしているワイン原産地の一つであり、生産量とそのワインの多様性からより大きな成長の可能性を秘めていることがほぼ確実である、ラ・マンチャの優先事項の一つです。 2020年の海外進出 DOラ・マンチャの品質保証ラベルが貼付されたワインは、すでに世界90カ国近くでお求めいただけます。そのため総会では、海外進出に対するこの原産地呼称への期待も重ねて強調されました。 ラ・マンチャのワインは ワイン・パリ 、その後デュッセルドルフ(ドイツ)の プロワイン 2020 への出展に向けた準備を進める予定。ヨーロッパ本土で開催される国際的に重要な2つの見本市で、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会は、すでに常連の出展者となっています。 アジアとDOラ・マンチャのワイン   アジアは、国外の消費者を対象としたドン・キホーテのワインというイメージの強化を図るための優先目標の一つです。万里の長城の国・中国の成都を訪れた後、今春末、香港の ヴィネクスポ は、東南アジアのこの地域をDOラ・マンチャ・ワインの輸出の礎として位置付けるための鍵を握る、もう一つの“賭け”となります。 他にも、ブドウの収穫時期には、中国のバイヤーとの投資ミッションを企画する予定ですが、最も注目される主なニュースの一つは、間違いなく、中国、日本、韓国、シンガポール、台湾をはじめとするアジア諸国での有機ワインの普及キャンペーンでしょう。3年間(2020~2022年)で25万ユーロの予算が組まれたこのキャンペーン。基本的に、中国やシンガポール、日本といった国で専門家を対象としたセミナーを実施する予定です。 スペイン国内でワイン文化を推進 来年に向けて、ここ数年順調に行ってきた取り組みを繰り返す他、より多くのアドバイザーや消費者へのワイン研修、またDOラ・マンチャのワインをフェスティバルやコンサートで紹介する試みに力を入れることが求められています。 ワインの伝統を取り戻す 間違いなく、その目的は、世界の主要ワイン生産国の一つに数えられるスペインで、フランスやイタリアで起きているように、その生産量と伝統に応じてワインが消費されるようになること。 これを達成するため、原産地呼称統制委員会により、社会・経済・環境の面からラ・マンチャのような地方でブドウ園を導入することの意味、ワインがもたらす重要性を強調することが要求されます。