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原産地呼称統制委員会は年度末総会を開催。その中で、2020年、海外での販売促進を強化する確固とした抱負を表明。 ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会インタープロフェッショナル協会は年度末総会を開催、終わりを迎える一年の決算を行いましたが、いずれも、この卓越した品質に支えられ、ワインの流通量は増加するとの見込みを示しており、成長率は15%を超える見通し。 クオリティの道を進むワイン 優れた品質とラ・マンチャのワインの品質管理に対する確かな信頼。それは、スペインでも大規模な海外進出を果たしているワイン原産地の一つであり、生産量とそのワインの多様性からより大きな成長の可能性を秘めていることがほぼ確実である、ラ・マンチャの優先事項の一つです。 2020年の海外進出 DOラ・マンチャの品質保証ラベルが貼付されたワインは、すでに世界90カ国近くでお求めいただけます。そのため総会では、海外進出に対するこの原産地呼称への期待も重ねて強調されました。 ラ・マンチャのワインは ワイン・パリ 、その後デュッセルドルフ(ドイツ)の プロワイン 2020 への出展に向けた準備を進める予定。ヨーロッパ本土で開催される国際的に重要な2つの見本市で、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会は、すでに常連の出展者となっています。 アジアとDOラ・マンチャのワイン   アジアは、国外の消費者を対象としたドン・キホーテのワインというイメージの強化を図るための優先目標の一つです。万里の長城の国・中国の成都を訪れた後、今春末、香港の ヴィネクスポ は、東南アジアのこの地域をDOラ・マンチャ・ワインの輸出の礎として位置付けるための鍵を握る、もう一つの“賭け”となります。 他にも、ブドウの収穫時期には、中国のバイヤーとの投資ミッションを企画する予定ですが、最も注目される主なニュースの一つは、間違いなく、中国、日本、韓国、シンガポール、台湾をはじめとするアジア諸国での有機ワインの普及キャンペーンでしょう。3年間(2020~2022年)で25万ユーロの予算が組まれたこのキャンペーン。基本的に、中国やシンガポール、日本といった国で専門家を対象としたセミナーを実施する予定です。 スペイン国内でワイン文化を推進 来年に向けて、ここ数年順調に行ってきた取り組みを繰り返す他、より多くのアドバイザーや消費者へのワイン研修、またDOラ・マンチャのワインをフェスティバルやコンサートで紹介する試みに力を入れることが求められています。 ワインの伝統を取り戻す 間違いなく、その目的は、世界の主要ワイン生産国の一つに数えられるスペインで、フランスやイタリアで起きているように、その生産量と伝統に応じてワインが消費されるようになること。 これを達成するため、原産地呼称統制委員会により、社会・経済・環境の面からラ・マンチャのような地方でブドウ園を導入することの意味、ワインがもたらす重要性を強調することが要求されます。  
2018年度は、数量的には17.7%の総体的減少を招いたものの、総取引金額は拡大 71,795,566本 (750 ml)のボトルに瓶詰めされた53,860,475リットルのワイン。これが、2018年度 に記録された原産地呼称ラ・マンチャのボトルワインの総取引量です。一見すると、87,238,193 本を達成した前年の2017年比17.70 %(750mlボトル15,442,627本減)の減少が明らかに反映され ています。 しかしながら、2019年1月、ここ数カ月続いていた傾向に変化が生じ、わずか1カ月間に 約400万本という驚異的な成長を果たしました。6,178,400本を販売した2018年1月に比べ、 今年1月は10,103,700本を販売。これは1月の販売数としては史上最高であり、63.5 %の増加を 意味しています。 つまり、次に挙げるさまざまな要因による、極めて異例な事態と言えるでしょう。 まず、2018年には、スペイン有数のワイン生産地のほとんどで、原産地呼称ワインの生産量が 低下しました。その理由には、収穫量の減少と価格の著しい上昇が挙げられます。 実際、スペインワイン市場諮問委員会(以下OeMv)発表のデータによると、カスティーリャ・ ラ・マンチャ州のワイン業界全体で見ると、2018年6月のワイン輸出の取引総額は7億1,100万 ユーロという、史上最高の数値を記録しています。 これは、2018年末のスペイン産バルクワインの総体的数値を裏付けるもので、OeMvの報告書に よると「2018年1月から11月まで、価格が平均11.9%上昇した」とのことです。 もうひとつ考慮すべき要因は、「エクセレント」「ヒストリック(史上に残る品質)」との評価 を誇る2017年という収穫年特有の品質に隠されています。これに奮起したラ・マンチャ地方 のワイナリーは、生産した赤ワイン(そのほとんどが原産地呼称を有する)の大多数を樽熟成を 経る「貯蔵用ワイン」(クリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバ)に割り当てたのです。 さらに、原産地呼称ラ・マンチャに限定して言えば、2017年度の収穫の大幅な遅れも加味する ことが重要です。これにより、醸造、生産はもちろん、特にラ・マンチャの原産地呼称を持つ 若い赤ワインや伝統的ワインの瓶詰め作業に大きな遅延を決定づける結果となりました。実際、 2019年1月に記録された急成長は、この要因で説明可能なところが大きいです。 原産地呼称ラ・マンチャに属するワイナリーからの要請を見ると、未だに前年比で後退は見られ るものの、「若いワイン」(13,776,900本)および「伝統的ワイン」(41,707,300本)のカテゴ リーのワインの瓶詰め本数が優勢です。とはいえ、醸造中に大きな付加価値がプラスされる ワインの増加は特筆に値します。「レセルバ」 (5,120,900本) は2017年の4,050,900本より、 「グラン・レセルバ」 (592,000本)は2017年の495,700本より、それぞれ急増しました。 容量に関しては、70,204,100本を上回った750mlの伝統的ボトルの販売が多数を占めました。 輸出:程良い安定 2018年度の最終数値はまだ発表されていないものの、全体的に言えるのは、30,892,945本 (750ml) の輸出(43 %)には、中国やロシアをはじめとする国々における著しい市場減速が反映されていると いうことです。 しかしながら、米国やオランダ、メキシコなどの市場における相対的安定化で若干の緩和が 見られます。 2018年に成長の勢いが強まったメキシコ市場は、特に注目に値します。 5,614,949本(750ml)を輸入したドイツは、原産地呼称ラ・マンチャのワインの海外販売先第1位 に返り咲き、リーダーの地位を取り戻しました。 ドイツに続くヨーロッパ大陸内の輸入国で、全体の第3位を占めるのはオランダです。1,715,300 本を輸入し、ラ・マンチャ産ワインの古くからの得意先としての忠誠を守りました。 特に目を引くのが、EU圏外で間に太平洋を挟んだ米国やメキシコなどの市場のケースです。 1,666,167本を輸入した米国は、原産地呼称ラ・マンチャのワインの輸入国の第4位に位置づけ ています。 一方、1,449,939本を輸入し、世界第5位(EU圏外では第3位)を占めるメキシコは、ワイン 業界市場での成長潜在力を改めて示したばかりでなく、2018年度、最も著しい相対成長を見せた 国となりました。 以上の国々と対照的なのが、1,132,483本を輸入し世界第8位を占めるロシアと、EU圏外最大の 顧客である中国です。需要と供給の不均衡に敏感な両国とも、輸入減少が目立ったものの、世界 のその他の国々における売上高の増大でその影響は緩和されています。 7年連続で購入量が増加した中国では、2018年に需要の減速を記録しましたが、それでも 5,442,931本を輸入し、原産地呼称ラ・マンチャのワインの購入国第2位の地位を守り続けています。 輸出量の世界的減少という、ワイン輸出国すべてに影響が及ぶ中、13%後退したスペインは、 フランス、オーストラリア、チリに次ぐワイン輸出国第4位の座に甘んじているものの、これに は中国市場の景気停滞も関係しています。 もうひとつ注目すべき国は、1,375,135本を購入し、ラ・マンチャ産ワインの購入国第6位を 占める英国です。 原産地呼称ラ・マンチャのワイン購入国トップ10では、7位の日本 (1,237,160本)、9位のスイ ス (1,070,133本)、そして10位のポーランド (858,493本)が特に目を引きます。 要するに、ワイン取引の減少は世界的に中期展望で見るべきということでしょう。統制委員会か ら垣間見える成長の兆しは、製品の差別化や原産地呼称のあらゆる連鎖価値への寄与ほどには、 各原産地呼称の数量の増加という形では見られないからです。  
原産地呼称統制委員会は、テイスティングパネルで分析されたワインのクオリティの高さを確認した上、この格付けを付与 原産地呼称ラ・マンチャを構成する4県(アルバセテ県、シウダ・レアル県、クエンカ県、トレド県)のトップクラスの生産量を誇るワイナリーからサンプルを採集し、特に、白ブドウ品種アイレンや赤ブドウ品種テンプラニーリョなど、地場品種で醸造したワインを審査しました。 テイスターによる採点に従い、統制委員会の専門家らは2016年ヴィンテージを「大変良い」と格付けすることに決定。今回の審査では、2016年に醸造されたワインの非常に高いクオリティを反映し、評価された一定の割合のワインについて「大多数が点数評価で80点を上回った」という結果となっています。 ワインは、国際コンクールの規則を定めるOIV(国際ブドウ・ワイン機構)が発行するテイスティングノートの指示に従って評価されました。また、テイスティングパネルでは、ソムリエやワイン醸造部門のプロだけでなく最終消費者の観点など、多様な意見が考慮されています。 去る6月8日、統制委員会本部で開かれた総会でこの格付けが承認されましたが、この会議にて得られた結論の中で、気候的諸要因が一時的に昨年の収穫に影響を及ぼしたことが指摘されました。昨夏、8月下旬から9月初旬にかけて暑さが厳しかった間、ブドウの成熟に影響が出た可能性がありましたが、ワイン醸造所に搬入された果実の品質は、最適な衛生状態で、劣化は見られませんでした。これはラ・マンチャ地方のブドウ栽培によく見られる傾向で、この地方では年間日照時間が非常に長いため、害虫や菌性の病気が発生しにくくなっています。 この10年のDOラ・マンチャワインのクオリティの飛躍的な向上。その背景には、最先端技術への投資とワイン醸造所で働く技術者の高度なプロ化と併せ、栽培されているブドウの品質に対するブドウ農家の意識の高まりがあります。
大阪・東京の各都市にてテイスティングセミナーを人数制限で開催 新型コロナウイルスの状況は、原産地呼称統制委員会がアジア大陸でDOラ・マンチャワインの積極的な海外プロモーションを継続する上で妨げにはなっていません。 そこで、現状に適応し、現在ワインの需要が増加する最も高い可能性を秘めた市場として、中国と日本を選択しました。 実際、日本は、去る2020年、DOラ・マンチャワインの消費量がEU域外では第二位となっており、2020年の購入実績は150万ボトル以上に上ります。 テイスティングセミナーを少人数で この業界の日本最大の展示会であるFOODEX 2020の開催中止後、現在日本への渡航が制限されていますが、原産地呼称統制委員会は、世界がある程度の日常を取り戻していることを期待し、2022年3月の同展に出展する意向で、日本での各セミナー開催を選択いたしました。 以上から、感染状況が安定したレベルを維持する場合に限り、日本の主要二都市でこのような行動が計画されています。 4月20日の大阪に引き続き、4月22日に日本の首都・東京でセミナーを開催する予定。 いずれの会も、業界関係者を対象に人数を制限して(25人以下)実施し、はじめに生産地域や特徴、歴史、地理的な位置など、DOラ・マンチャの説明をした後、セミナーに参加する各ワイナリーのワイン9種に限定したテイスティングを行います。 参加ワイナリー ボデガス アルカルデット ボデガス アユソ ボデガス セントロ エスパニョーラス ボデガス クリスト デ ラ ベガ ボデガス ナランホ ボデガス ロメロ デ アビラ J. ガルシア カリオン ビ二コラ デ トメリョソ ビノス SAT コロマン
日本は、今年2018年に原産地呼称統制委員会にとって初めてのEU圏外の出展を紹介。   3月6日から9日、日本における食品業界最大級の展示会FOODEX JAPANに原産地呼称ラ・マンチャのワインがお目見えします。幕張メッセで開催される“日出る国”の食品・飲料業界にとって注目のこの展示会。出展予定3,350社(スペインから140社)、予定来場者数85,000名、11ホールの展示会場、そのうち6ホールは海外からの出展者用ゾーンというデータから、関心の高さは明らかです。 原産地呼統制委員会はスペインパビリオン内に出展し、商談スペースやワイン18種の試飲コーナーを設けた独自のブースを設置。   また、業界関係者向けに新たなワインを紹介する特別セミナーも開催いたします。聴講者は、白ワイン用アイレン種や赤ワイン用テンプラニーリョ種など、ラ・マンチャ地方を代表する特産品種について特に反響の高いワイン産地としてのラ・マンチャの魅力を知ることができます。 FOODEX JAPAN―かの不朽の名作により文学とのつながりが特に高く評価されるアジア文化圏にてD.O.ラ・マンチャのワインが明確に紹介されるのは今回が二回目です。そのボトルにドン・キホーテのお馴染みのシルエットが表示されるワインは、この郷士の騎士がアジアの消費者に対する最高のワインアンバサダーであることに気づいています。   加えて、欧州連合と日本との経済連携協定が最終的に発効されれば、今後数年で市場としての可能性が高まるとみられ、ラ・マンチャ地方のワイナリーにとって極東地域でのビジネスの関心は2倍になっています。   ここ数年のデータによると、日本はD.O.ラ・マンチャワインにとって5番目の貿易相手国ですが、アジア地域では2番目、またこれを上回るのは中国だけとなっています。   原産地呼称統制員会に同行しFOODEXに今回新たに出展するワイナリーは、以下の通りです。   Bodegas Yuntero             ボデガス ユンテロ Virgen de las Viñas         ビルヘン デ ラス ビニャス Allozo Centro Españolas               アジョソ セントロ エスパニョール Bodegas San Antonio Abad         ボデガス サン アントニオ アバッド Bogarve 1915     ボガルベ 1915 Dominio de Punctum     ドミニオ デ プンクトゥム Bodegas Exotic Winds   ボデガス エキゾティック ウインズ Bodegas La Remediadora            ボデガス ラ レメディアドーラ Bodegas El Progreso     ...
統制委員会主催によるラ・マンチャワイン販売促進の日本ツアーに13軒のワイナリーが参加、大成功のうちに幕を閉じました。 「ラ・マンチャワインは、そのボディとアロマが日本人にとって魅力的ですね。」「果実のかすかな香りと活き活きした色合いが、日本で人気を呼ぶ可能性があります。」そんな言葉が交わされたのは、原産地呼称ラ・マンチャが極東日本で主催したプレゼンテーションの場でした。いずれも、テイスティングや数々のショールームでワイン業界の専門家たちから受けた最初の評価の一部です。 4月8日、福岡でスタートしたほぼ一週間の日本ツアーは、大阪を経て4月12日、首都の東京でピリオドを打ちました。 統制委員会は、日本のワイン業界の輸入業者や専門家たちの影響がより顕著な大阪と東京で、特にポジティブな手ごたえを感じました。   ドン・キホーテを称賛する文化でのイメージ促進 ドン・キホーテの国、スペイン由来の文化や伝統への理解ある日出る国、日本で合計3都市を訪問。原産地呼称ラ・マンチャのワインが身近に感じられる理由には、郷士ドン・キホーテのシルエットがシンボルのロゴが貢献しているようです。 スペイン各都市の常連である日本人観光客は、マドリードやトレドに近いラ・マンチャ地方にも親しみがあり、カンポ・デ・クリプターナ、コンスエグラ、プエルト・ラピセ、エル・トボソなどのセルバンテスゆかりの土地も優先的に訪れています。   今回は、魚料理をベースにした和食に合わせやすい白ワインのみならず、原産地呼称ラ・マンチャのブドウ畑の代表的品種、テンプラニーリョを中心とする赤ワインにも日本人の関心が寄せられました。 桜咲き誇る日本に訪れた世界最大規模のブドウ畑 ラ・マンチャワインが既に広く知られている日本(過去のFOODEXに参加したため)は、1,237,160本(750ml)という消費量でラ・マンチャワインの消費国世界ランキング第7位を占めています。しかしながら、統制委員会が日本に特化した販売促進ツアーを実施したのはこれが初めてでした。 さらに今回のラ・マンチャワインの到着は、日本の文化を象徴する一大イベントといえる桜の花の満開時と一致。日本市場における成長の可能性と市場への大規模な浸透を示しているかのような、重要な出来事となりました。 原産地呼称ラ・マンチャは、メキシコ、中国、スイスというEU圏外の重要市場3か国を訪問し、パリでEU圏内用消費の重要なフェアに、さらにデュッセルドルフ(ドイツ)のProWeinに参加した後、今回の日本訪問で2019年第1四半期の海外用販売促進活動を終了しました。   La llegada de los vinos de La Mancha ha sido además en plena floración del cerezo (sakura), todo un acontecimiento cultural en Japón. Un hecho significativo que reseña las posibilidades de crecimiento y mayor penetración en el mercado japonés 日本における原産地呼称ラ・マンチャのワイン販売実績の進展 年 750mlのボトル数 2013 730,128 2014 817,584 2015 924,612 2016 1,090,452 2017 1,420,332 2018 1,237,160   この度の春の販売促進日本ツアーに参加したワイナリーは以下の通りです。 ...
ガルナッチャ・ティントレラ、マスカット・オブ・アレキサンドリアのブドウ品種が新たに仲間入り、興味深い変更も 原産地呼称ラ・マンチャにとって歴史に残る一日、待ち焦がれたこの日、10月19日の朝、カスティーリャ・ラ・マンチャ州農業・水・農村開発省の規定に従い、同州オフィシャル新聞『Diario Oficial de Castilla-La Mancha』にこの原産地呼称の新しい仕様書が公開されました。 新しい条項の中で、特に注目されるのが、原産地呼称ラ・マンチャの保護を受けるワインの醸造に新たに認められた品種として、ガルナッチャ・ティントレラとマスカット・オブ・アレキサンドリアが追加されたこと。品質の高さで有名なこの原産地呼称の厳しい仕様書に規定される、その他の諸条件を満たしている場合に限り、収穫年2020年のワイン醸造から有効となります。 ガルナッチャ・ティントレラの特徴 アリカンテ・ブーシェやコロリーナ、モラトン、ネグラル、ティントレラ・デ・リリアなど、類似する品種名でも知られるガルナッチャ・ティントレラは、昔から栽培される品種の一つで、ポンテベドラやオレンセ、アリカンテ、バレンシア、ウエスカといったイベリア半島のその他の県でも広く栽培されています。   農業・漁業・食品・環境省が作成した「ブドウ園に関するアンケート2015」のデータによると、総作付面積は22,572.20ヘクタールで、国内の赤ブドウ品種の作付面積第5位、また、このうち14,600.64ヘクタールが、カスティーリャ・ラ・マンチャ州で栽培されています。実際、原産地呼称ラ・マンチャでは、その登録にすでに600ヘクタール以上の仮申請が行われており、この仕様書改正の承認後、仮申請は自動的に「適性」へと切り替わります。 ガルナッチャ・ティントレラの形態ですが、房は小ぶりで、果実の地密度は中程度、短い円錐形をしています。ベト病やうどんこ病に弱い品種ですが、発芽が早く、中程度の完熟度で、収量はそれほど高くありません。葉が秋に紅葉する頃、赤みがかった色調の非常に生き生きとした、目を引く色合いとなります。粒は果肉も赤く色付くため、この果実から得られるモスト(ブドウ果汁)にちなみ、ティントレラと呼ばれています。 ワイン醸造についてですが、ガルナッチャ・ティントレラは、アルコール度はそれほど高くなく、バランスのとれた酸度の濃い赤色のワインに仕上がります。醸造所では、別の品種とブレンドされると色が濃くなるため、その多様性が評価されています。まさに、この色の強さが、口当たりが爽やかな赤ワインでは非常に高く評価されている点で、市場の現在のトレンドにうまくマッチしています。 その官能特性から、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会の同業組合全体会議は、この品種を加えることについて、すでにこの原産地呼称で使われている品種の多様化を進めるための好材料になると判断しました。現在、登録される品種は25種ですが、今回の仲間入りで、ガルナッチャ・ティントレラと並んで、もう一つの品種マスカット・オブ・アレキサンドリアの追加も申請されたため、間もなく登録品種は全27種に上ります。 マスカット・オブ・アレキサンドリアの品質 スペイン語でモスカテル・デ・アレハンドリア、またモスカテル・デ・グラノ・ゴルド(大粒のマスカットの意)の名でも知られるこの品種は、生産地域に応じてそれぞれの類似した名称が付けられています。イベリア半島南西部の他、東部地方で主に栽培され、地中海らしいその名前から、世界中のブドウ園で大きな反響を得ています。 発芽は早く、その房は独特の緑がかった色調です。粒の大きさは中程度で、熟成が遅く、ベト病に若干弱いのが特徴。 この品種の栽培は、昔からデザート用の生食やレーズンのために行われてきました。しかし、このブドウから主に甘口のワインが生まれ、これにより新たな市場や最終消費者向けの消費の開拓が可能となるでしょう。 温暖な気候に自然になじむため、ラ・マンチャ独特の気候と非常に相性がよく、夏の酷暑に耐えることができる品種となり、単一品種ワイン、またはその他の品種とのブレンドワインで、強い芳醇な香りが楽しめます。 仕様書に関するその他のニュース 同様に、一部のワインについて、テイスティングノートの説明が主観的になりすぎないよう修正する、または他の品種のブドウだけでなく、異なるヴィンテージ同士を調合したブレンドワインについて、許容される最大混合率を14%から15%に改め、国内規定に適合させるなど、重要性があまり高くない、その他の小さな変更が申請されました。 しかし、あえて木樽への移し替えが行われるワインについては、クリアンサ、レセルバ、グランレセルバの各ワインを樽と瓶で熟成させる期間に変更ありません。早飲みワインまたは伝統的ワインとして醸造される「樽熟成」のミニラベル付きワインは、木樽での熟成期間が最低60日でなければなりません。 2年間の自然熟成が行われる「クリアンサ」ワインは、木樽で最低6か月間熟成させるものとします。「レセルバ」ワインの場合、自然熟成3年間となっていますが、そのうちオーク樽で最低12か月以上の樽熟成を経て、残りの期間は瓶熟成が行われます。最後に、「グランレセルバ」ワインですが、自然熟成は5年間、そのうち最低18か月以上はオーク樽で樽熟成、残りの期間は瓶熟成を行うものとします。 他に、考慮すべき点は、原産地呼称ラ・マンチャは、手ごろな価格で飲みやすい、よりフレッシュなワインを好む市場の世界的な動向を受け入れ、ビジネスの重点を主に早飲みワインや伝統的ワインに置いているため(ミニラベル伝統ワイン用とミニラベル早飲みワイン用)、これらのワインや木樽で熟成されるワインのトレーサビリティと厳しい管理を強調するのに支障がないという点です。  
原産地呼称統制委員会は、日本での販売促進を強化する中、最大級の食品・飲料展示会に出展予定。 2018年、中国に次いで100万本以上のワインを輸入している日出づる国・日本は、引き続き、アジア地域での海外販売促進活動で優先的に重視すべき市場となっています。 そのため、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会の「Foodex Japan」への出展(3月10日から13日)は、世界的に見てワインの世界消費量が急速に伸びている国の一つ、日本への段階的な進出の強化につながります。この見通しは、さらに、日本とEUの間で締結された経済連携協定の発効後、強くなっています。 すでに2019年、日本はアジア諸国を巡るツアーの舞台となっており、その数か月後、ブドウの収穫中、日本の専門業者からなる貿易使節団のラ・マンチャ来訪でその幕を閉じているのも不思議ではありません。 セルバンテスの作品が日本文化に定着し、人気を博しているおかげで、日本とラ・マンチャの文化的つながりは潜在的なものとなっています。 Foodex Japanの単独ブース 日本の食品・飲料業界で話題の展示会で、今回、出展者数約2,900社(うち172社がスペインの出展者)、業界関係者の来場者数80,000人、展示パビリオン11の出展が見込まれています。 回目を迎える原産地呼称ラ・マンチャの出展は、スペインパビリオン内にて行われ、商談コーナーとワイン14種の試飲が楽しめるテイスティングコーナーを併設するインフォメーションブースを設置いたします。 Foodex Japanに出展するワイナリー 原産地呼称統制委員会が組織する派遣団は、ワイナリー9社で構成されています。 ビルヘン デ ラス ビニャス ボデガス ロメロ デ アビラ ボデガス セントロ エスパニョーラス ボデガス エル プログレソ ビ二コラ デ カスティーリャ ボデガス クリスト デ ラ ベガ ボデガス ラ レメディアドーラ また、業界関係の来場者向けに、出展ワイナリーのワイン7種を紹介するセミナーを開催予定。    
ブドウの収穫の真っ只中にあるD.O.ラ・マンチャの様々な畑の訪問に加え、複数のワイ ナリー担当者とも会う予定です。 統制委員会の活動 去年に続き、統制委員会は、海外市場でのラ・マンチャのワイン促進を目的に、視察ミッションをブドウの収穫期に実施することにしました。土着品種アイレンの収穫の真っ只中 にある9月の3週目に行い、十数人のプロのインポーターがD.O.ラ・マンチャのワインの 特色を現地で体感します。 日程と視察内容 9月16日から20日にかけて、インポーターは様々な体験を通して、ラ・マンチャのワイン業界の現状を間近で知る機会に恵まれます。約7つのワイナリー訪問、同地方の様々な場所(アルカサル・デ・サン・フアン、ソクエリャモス、ラ・ソラナ)でのワイナリー担当者との出会いとブドウ畑の訪問を予定しています。   文化を存分に体験できる集中的なプログラムで、トレド、カンポ・デ・クリプターナ、エル・トボソやトメリョソの洞窟といった主要な観光名所を訪れ、昼食と夕食ではラ・マンチャの最も代表的な料理で美食のマリアージュを堪能。 視察参加者の出身国 海外からの視察団は、全員で十数人の潜在的バイヤーから成ります。去年に続き、ラ・ マンチャのワインに興味を示すメキシコとコロンビアから約7人。一般的にセルバン テスとドン・キホーテに関する文化への関心が大変高い日本は、このラ・マンチャの 視察ミッションには初参加で、5人のインポーターが訪れます。 テンプラニーリョを手にのせるサンクトペテルブルク出身のソムリエ、アンナ・スヴィ リデンコ 視察ミッションに登録しているワイナリー Baco - Dcoop Group Bodegas Alcardet Bodegas Altovela Bodegas Entremontes Bodegas Naranjo Bodegas Navarro López Bodegas Verdúguez Bodegas Vidal del Saz Bogarve 1915 Félix Solís J García Carrión Bodegas Ayuso Bodegas Cristo de la Vega Bodegas...