原産地呼称統制委員会は年度末総会を開催。その中で、2020年、海外での販売促進を強化する確固とした抱負を表明。
ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会インタープロフェッショナル協会は年度末総会を開催、終わりを迎える一年の決算を行いましたが、いずれも、この卓越した品質に支えられ、ワインの流通量は増加するとの見込みを示しており、成長率は15%を超える見通し。
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クオリティの道を進むワイン
優れた品質とラ・マンチャのワインの品質管理に対する確かな信頼。それは、スペインでも大規模な海外進出を果たしているワイン原産地の一つであり、生産量とそのワインの多様性からより大きな成長の可能性を秘めていることがほぼ確実である、ラ・マンチャの優先事項の一つです。
2020年の海外進出
DOラ・マンチャの品質保証ラベルが貼付されたワインは、すでに世界90カ国近くでお求めいただけます。そのため総会では、海外進出に対するこの原産地呼称への期待も重ねて強調されました。
ラ・マンチャのワインは ワイン・パリ 、その後デュッセルドルフ(ドイツ)の プロワイン 2020 への出展に向けた準備を進める予定。ヨーロッパ本土で開催される国際的に重要な2つの見本市で、ラ・マンチャ原産地呼称統制委員会は、すでに常連の出展者となっています。
アジアとDOラ・マンチャのワイン
アジアは、国外の消費者を対象としたドン・キホーテのワインというイメージの強化を図るための優先目標の一つです。万里の長城の国・中国の成都を訪れた後、今春末、香港の ヴィネクスポ は、東南アジアのこの地域をDOラ・マンチャ・ワインの輸出の礎として位置付けるための鍵を握る、もう一つの“賭け”となります。
他にも、ブドウの収穫時期には、中国のバイヤーとの投資ミッションを企画する予定ですが、最も注目される主なニュースの一つは、間違いなく、中国、日本、韓国、シンガポール、台湾をはじめとするアジア諸国での有機ワインの普及キャンペーンでしょう。3年間(2020~2022年)で25万ユーロの予算が組まれたこのキャンペーン。基本的に、中国やシンガポール、日本といった国で専門家を対象としたセミナーを実施する予定です。
スペイン国内でワイン文化を推進
来年に向けて、ここ数年順調に行ってきた取り組みを繰り返す他、より多くのアドバイザーや消費者へのワイン研修、またDOラ・マンチャのワインをフェスティバルやコンサートで紹介する試みに力を入れることが求められています。
ワインの伝統を取り戻す
間違いなく、その目的は、世界の主要ワイン生産国の一つに数えられるスペインで、フランスやイタリアで起きているように、その生産量と伝統に応じてワインが消費されるようになること。
これを達成するため、原産地呼称統制委員会により、社会・経済・環境の面からラ・マンチャのような地方でブドウ園を導入することの意味、ワインがもたらす重要性を強調することが要求されます。