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ラ・マンチャは、ヘクタール当たりの収穫量があまり高くなく品質を最優先できるという点で、ブドウ栽培には理想的な地域です。しかも日照時間が非常に長く、これを享受するブドウ畑では、果実の成熟サイクルもブドウ樹の健康状態も素晴らしいものとなります。

この地帯の土地は汎用性が高く、土着品種のアイレンやテンプラニーリョに加えて、世界中の外来品種を導入・栽培することができ、その品質の高さから販売量はここ数年とどまることなく伸びています。

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    DOラ・マンチャ、日本で地元ワインの海外プロモーションを終える。

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    日本では、大阪と東京の二都市でロードショー開催。 アジアの輸入業者が参加する地元ラ・マンチャでの投資ミッション、中国・成都の展示会への最近の出展を経て、アジアでのプロモーション集中月間を日本で締めくくる。 この販売イベントは、数年にわたるパンデミック後、初めて日本で行った活動となりました。2019年以降、原産地呼称統制委員会は、プロモーション活動実施のために日出る国・日本を訪れていませんでした。今回、久しぶりに行われた訪問ツアーは、大阪と東京の二都市で好評を博しました。 まだ不確実性がありますが、実施されたテイスティングセミナーの講師・菊池貴行さんが指摘するように、日本は、ラ・マンチャのワインにとって非常に興味深い潜在力のある市場として浮上しています。また業界の専門ジャーナリスト、明比淑子さんは、ワインの消費は特に若者の間で関心が高まっているとの考えで、さらにテイスティング後、次のように指摘しています。「ラ・マンチャのワインは、そのバラエティの豊かさとボデガの味わいから日本にいい市場を持っています」 日本とラ・マンチャへの憧れ 昨年2022年、日本はDOラ・マンチャのワインにとって第5位の市場となりましたが、これは全輸出量の5.33%に相当。その需要により、EU圏外では中国に次ぐ第2の市場として日本を位置づけています。その理由は、統制委員会・国際部門の責任者ルイス・マルティネスによると、「幼少期からドン・キホーテについて学んだり、学校で教えたりしている」からで、これにより侍や日本文化の武士道の掟とラ・マンチャの親和性は非常に高く、ドン・キホーテの姿に大きな敬意や憧れを抱いているとのことです。 参加したワイナリー 両都市では、入門セミナーが開催された後、サロン(ショールーム)でテイスティングも行われ、原産地呼称ラ・マンチャの次のワイナリー6社が参加しました。 ボデガス セントロ エスパニョーラス  Bodegas Centro Españolas ボデガス イシドロ ミラグロ Bodegas Isidro Milagro ボデガス ロメロ デ アビラ Bodegas Romero de Ávila ボデガス アユソ Bodegas Ayuso ビノス...
    DOラ・マンチャに新しいロゴが登場

    DOラ・マンチャに新しいロゴが登場

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    魅力的なデザインでモダンになった、ラ・マンチャ・ワインの新しいイメージ…よりダイレクトで機能的なロゴを採用。 ラ・マンチャを象徴するアンバサダーは続投、新しくなった原産地呼称ラ・マンチャ・ワインのロゴには、ドン・キホーテおなじみのシルエットが描かれラ・マンチャらしさを保っています。今回は、ロシナンテの背に乗ってワイングラスから登場しています。 よりビジュアルで総合的なデザインのロゴ 郷士のシルエットを使用することでメッセージが融合、原産地呼称ラ・マンチャのワインだとひと目でわかる新しいロゴとなりました。 赤・白・黒だけのシンプルな色使い、また書体もシンプルなものを採用し、読みやすく識別しやすい文字を使用しています。 グラスにワインを注ぐ時にみられる液体の動きが描かれ、ドン・キホーテの長い槍とその馬ロシナンテがグラスから飛び出ている……このように、全体として、ラ・マンチャのアイデンティティをまとめた象徴的なシルエットで構成されています。 順次旧ロゴ(2004年)から変更し、原産地呼称ラ・マンチャ・ワインに貼付される品質保証ラベルや表ラベルに新ロゴを採用するまでの移行期間、新・旧ロゴが混在しますが、最終的にすべて新ロゴに切り替わります。 この新ロゴマークの導入で、原産地呼称統制委員会は4回のイメージチェンジをしたことになります。イメージや美学が重視される新しい流れの市場へ迅速に対応することは、今日において重要なことと考えています。
    原産地呼称ラ・マンチャとオーガニックワインの生産に秘められた大きな可能性

    原産地呼称ラ・マンチャとオーガニックワインの生産に秘められた大きな可能性

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    今後数年間、ラ・マンチャの高級ワインの生産は、国際市場での消費が増加傾向にある、オーガニックワインへと舵を切ることになります。 持続可能な環境保全への関心が高まっており、オーガニックワインまたは有機ワインは、最終消費者からの需要が増えています。しかし、確かに、オーガニックワインの真実は、ラ・マンチャを取り巻く背景と自然に根ざした伝統を持つブドウ栽培の実践にあります。 事実、カスティーリャ・ラ・マンチャは、「今後有望」な世界有数のオーガニックワイン生産地として、スペインのブドウ有機栽培を牽引しています。これらは、人間の活動による影響を最小限に抑えた有機農業への挑戦に取り組んできた業界の最近のフォーラムでの結論であります。 この21世紀に存在するひとつの提案で、ワイン製造部門にとって成長の鍵を握る重要なポイントを強調。また、この部門では、その性質と状況により、この原産地呼称自体が、ヨーロッパの地でトップクラスの有機栽培産地として世界の手本となる可能性があります。 カスティーリャ・ラ・マンチャ州だけでも、有機農業の作付面積450,000ヘクタール弱、うち63,000ヘクタールはブドウ畑で、有機栽培区画をもつ農家は7,000軒――この数字が、それを自ずと物語っています。 そして今、成長とポジショニングの機会を前にし、オーガニックワインといつ、どのように向き合うのか知ることが不可欠です。 有機ワインとは? 本来、ブドウ栽培は、ほとんど影響を受けずにモストがアルコールに変換される自然のプロセスを経ています。しかし、有機農業により醸造されたワインでは、環境に優しいことを証明し、生産の全過程でそれが保証されなければなりません。 これは、有機農業規則の遵守に関する運営組織である欧州委員会が示すように、「一つの生産方法で、その目的は天然物質や自然の過程を使用して食物を手に入れること」です。 そのため、本質的には「有機農業は、環境負荷が制限される傾向があり、以下を推進しています。 • エネルギーと天然資源の責任ある使用 • 生物多様性の保全 • 地域の生態系の均衡維持 • 土壌肥沃度の改善 • 水質の維持」 オーガニックワインかどうか知る方法は? 欧州連合の枠組みでわかります。EUでは、品質のトレーサビリティが原産地呼称ワインに求められており、環境持続可能性への取り組みを証明する特別なラベルによって、保証されなければなりません。 ヨーロッパで有機農産物を識別するマークがこちら。必ず原産国の認証機関のマークが併記されています。 ラ・マンチャの可能性が注目される理由は? 歴史と伝統 数世紀にわたり、ブドウは、ラ・マンチャの社会自体に根付く歴史と伝統と結びついた作物でした。ローマの遺産とその後の中世の発展により、初期の文明の歩みを裏付けているように、ブドウ栽培はラ・マンチャの過去の重要なアイデンティティを示すものとなりました。 『ドン・キホーテ』などの有名な作品で作家たちがすでに述べているように、スペイン黄金世紀と共に、ラ・マンチャのワインは大人気を博し、需要が高まりました。その伝統、そして19世紀のその後の産業発展は、一部には、ブドウの栽培に理想的な、ラ・マンチャの条件を反映したものでもありました。 自然条件 広義では、ラ・マンチャの平原は、大きな高低差がなく、平均海抜700メートル以上の高原状の広大な地域を含みます。海から離れたイベリア半島の中央に位置し、緩急豊かな山系に囲まれ(東にイベリア山系、北西にセントラル山系、南東地帯にベティコ山系)、特に大西洋からの湿った前線が入り込み、年間平均降雨量400mm以下という、非常に少ない降雨量となっています。しかも夏の4か月間(6月から9月)は極度の乾燥が特徴で、今年はさらに厳しくなる可能性があります。 したがって、時にはステップ気候の特徴に近くなる気温の特徴と降雨量を示す、内陸の地中海性気候と言えます。また、ラ・マンチャの冬は厳しく過酷で、最も寒い時期には最低気温が氷点下15度に達することもあり、最高気温が45度になる猛暑の夏との寒暖差が激しい気温。 この地方の気候が均一であることは、地質学から見て、土壌の均質性が高く、ラ・マンチャにとって有利になっています。石灰質の土壌が一面に広がり、程度は少ないものの、これに粘土質や砂質、石の多い土壌が混ざっています。 こうしてブドウの栽培にとって最適な自然条件が揃い、石灰質の土壌の存在により、見事な構造、ボディ、アルコール度数のワイン(特に赤ワイン)――芳醇な香りが楽しめる早飲みワインとして、またはその後木樽で熟成させて飲むのに最適――が得られます。 日照時間 年間日照時間が3,000時間を超えるラ・マンチャの春は短く、束の間。雨量が最も多い時期もありますが、ブドウの生物学的サイクルに理想的な背景となり、発芽と開花、その後の結実など、生物季節学上、重要な時期に菌類よる害虫がほとんど発生しません。しかも、有機ブドウ栽培自体の規則の基本である、人間の介入を最小限に抑えた条件であり、果実にとって健康的な状態です。一般的に、農薬の使用は非常に少ないかゼロで、これにより、雨が多く、病気を防ぐために農薬を使用する必要がある北部の地域に比べ、有機栽培のブドウ生産に有利な状況を作り出しています。 サステナビリティを掲げた現在そして今後の新興市場 有機栽培のブドウを使ったワイン(オーガニックワイン)は、ドイツや日本など農産物に表示される「エコ」ラベルを重視する海外市場の一部での強い後押しを受け、ここ数年、堅調な需要が続いています。なお、前述のドイツと日本の2か国は、まさにラ・マンチャのワイナリーの主要な取引先となっています(2021年の実績がそれぞれ4,698,795本、1,433,700本で1位と3位を占める) 持続可能なブドウ栽培と人口変化 有機栽培ブドウ畑の面積の増加は、何世紀にもわり世代を超え行われてきた、ラ・マンチャのブドウ栽培の特質を一言で表しています。ブドウの植え付けは、経済を活性化させる要素として機能し、こうして空洞化したスペインから都市部への流出による過疎化を防ぎ、ラ・マンチャの村の人口を支える決定的な要因となっています。 気候変動に対応する持続可能なブドウ栽培 ブドウ園をラ・マンチャに設立することは、自然環境・社会経済の視点から、持続可能な農業の貴重なモデルとなっています。また「栽培面積と収量に関する調査(ESYRCE)」によると、カスティーリャ・ラ・マンチャのブドウ園の栽培法の特徴に関する最近のデータから、灌漑栽培法(59.8%)、無灌漑栽培法(49.2 %)が共存している例であることがわかります。このように相互に補完し合い、1ヘクタールあたりの収量が比較的低くなっており、2021年のDOラ・マンチャのワインの1ヘクタールあたりの平均総収量は6,909 kg/haです。 土地の砂漠化を防ぐ、環境面の働きもまた重要で、そうでなければ、気候変動の影響により頻度を増す集中豪雨を除き、降雨による水食が発生する可能性があります。このような保護により、ラ・マンチャ地方に自生する動植物の生息を促すことにもなります。 他の作物による補完 ブドウ園とオリーブの木は、今ではピスタチオやアーモンドなど他の木と一緒に植えられ、計り知れない環境への価値がある緑地を驚くほど乾燥した地域に提供していますが、それだけではなく、緑地は耕作され、手入れされ、「空になる」ことを拒むスペインのこの地域の数百もの村に富をもたらし、何より、火災の危険性を大幅に低減しています。 つまり、環境への配慮と住民の収益との間のバランスが取れているため、ブドウ栽培は、このような他の補完的な作物と共に、ラ・マンチャで念願のサステナビリティを実現しています。 ワイナリーのマークと取り組み さらに、ラ・マンチャのワイナリーの品質に対する取り組みには、生産的資源のエネルギー効率、循環型経済への歩みと言える環境に配慮した大規模な緑の取り組みも含まれます。また、ラ・マンチャのワイナリー数社は、すでに生産されたモノの寿命を再最適化する一歩を踏み出しています。太陽光パネルの大量設置、ナイトハーベストの導入、排水の再利用および浄化装置の使用、またはブドウの副産物の開発は、ほんの一例です。 一方、まさにそんな有機栽培ブームに踊らされ、一部のワイン生産者は品質が認められることを優先せず、収穫量アップを目標に掲げていることも確かです。ちなみに、その認定には、PGIもしくは原産地呼称マークが付いた産品の生産制限を行うことが含まれ、ラ・マンチャの場合、株仕立てのブドウ園で最大10,000kgから、垣根仕立てのブドウ園13,000kgで変動しています。
    原産地呼称ラ・マンチャのワイン、2022年の販売8.6%増

    原産地呼称ラ・マンチャのワイン、2022年の販売8.6%増

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    原産地呼称ラ・マンチャにとって2022年は満足がいく結果に。6800万本以上を出荷、2021年の売上高を明確に上回り、パンデミック以降続いていたマイナス傾向からプラスへと転じる。 具体的に、昨年出荷されたミニラベル(750mLに貼付される品質ラベル)の数は68,058,688本に上り、これは50,779,200リットルに相当し、出荷数が62,670,286本に達した2021年度に比べ8.6%増となります。 年明けはパンデミック後の回復への明るい兆しが見えてきたと思えたものの、2月のウクライナ戦争勃発とその後の物価高騰、さらに中国の孤立化が重なったことが、それを鈍化させる要因となり、市場に打撃を与えた2022年の状況を考えると、前向きなデータといえます。 これらを踏まえ、このマイナスをプラスに転じることができたことは、国内市場、とりわけスーパーマーケットで存在感を増すようになった原産地呼称ラ・マンチャのワイナリーにとって、非常に期待がもてるものです。 国外市場の戦略見直し 10年以上前から、売上増は、海外、特に絶えず販売促進活動を行ってきた東南アジアの新興国で築いた、この原産地呼称の強力なポジショニングに基づいていますが、この2年はアメリカ大陸でも順調な伸びを示しています。 2022年の間徹底した新型コロナウイルス対策が続き、中国市場は商取引が事実上停止状態となり、さらに東欧市場はロシアにおける戦争による緊張状態で大きな打撃を受けた後、アメリカ、そしてアジアの場合は日本が最大の主役となっていることが、大きなカギとなりました。 実際、日本はラ・マンチャのワイナリーの海外主要取引先3か国に含まれ、2021年にはDOラ・マンチャワインが150万本近く出荷されています。

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