この乳飲みラムのガーリックコンフィには、ラ・マンチャ地方の典型的な食材
が全て用いられています。中でも特に、クエンカ県産のラ・マンチャ特産物が
ベースになっています。
ラス・ペドロニェーラス産の(紫)ニンニクは、東方からもたらされたと伝え
られています。さまざまな特性や効能を備え、治療目的にも使えるニンニクを
食すことは、古くより提唱されていました。
材料:
- ラ・マンチャ産乳飲みラムのあばら肉 1キロ
- ラス・ペドロニェーラス産の紫ニンニク 4かけ
- ローズマリー 1枝
- バージン・エキストラ・オリーブオイル 1リットル
作り方:
あばら肉を4人用に小さく切り分け、トレイの上に載せます。オーブンを
約80℃に温めます。
ラ・マンチャ産のラム肉にニンニクとローズマリーを添え、オリーブオイルを
まんべんなくかけます。オーブンが80℃に温まったらトレイを中に入れてくだ
さい。
焼き上がったら脂がギトギトしないよう、脂肪を落としてからお皿に盛り付け
ます。
ニンニクで取り囲むように、お好みに飾り付けて供します。
調理時間:4~5時間
難易度:中
ワインとのマリアージュ
原産地呼称ラ・マンチャのワインと組み合わせると、より一層おいしくお召し
上がりいただけます。熱々のラム肉は、温もりある赤ワインとうまく調和する
ことが多いです。
クラシック路線をお好みの場合は、スペインのブドウ畑の女王と称されるテン
プラニーリョの赤ワインを選びましょう。ラ・マンチャ産ラム肉のこってりと
した味わいには、樽熟成を経たワインが求められます。フルーティなワインを
お好みの方もいますが(その場合はロブレの赤ワインが良いでしょう)、通常
はクリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバと一緒にいただきます。
バリエーションを試してみたい方は、短期間の樽熟成を経てタンニンのストラ
クチャーを感じられる、原産地呼称ラ・マンチャのシラーも、お口に合うに違
いありません。
理想的なサービング:
ボルドータイプのワイングラスを使用
温度:14 ºC (数分間、室温になじませる)
熟成ワインの場合:できればデカンタに入れてサービング(あるいは、召し
上がる20~25分前にコルクを抜く)