日本人ジャーナリストはラ・マンチャのワイナリー数社を訪れる招待ツアーを好印象で終える

10月第2週、東京から直接来訪した記者の方々は、原産地呼称ラ・マンチャのワインに関する知識を深めるため、ラ・マンチャ地方を巡りました。

この訪問は、「欧州サステナブル・ワインズ」プログラムの一環として位置付けられています。同プログラムは、欧州の他の地域と共同で行っている欧州プロジェクトで、環境保護や農村部の経済的・社会的支持など、ブドウ栽培に特有の概念と結びつく、ラ・マンチャ地方の知名度を高めることを目的としています。

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充実したラ・マンチャ・ツアー

原産地呼称統制委員会・海外プロモーション部が組んだ日程は、日本国内で大きな関心を集めるワイナリー数社の現地見学に加え、ラ・マンチャ地方のトレド、クエンカ、シウダ・レアル、アルバセテの4県でエノツーリズムが盛んな場所巡りも盛り込んだ内容となっていました。

こうして、一行はカンポ・デ・プリプターナの風車の丘(日本社会にとって大きな象徴的な価値や文化的価値をもつ)で景色を楽しんだ他、周遊の初日、ラ・マンチャ地方たたずむクエンカの町ベルモンテとこの地方の中心地、トレドを訪れました。

在来種の価値

 

Catando un tinto tempranillo DO La Mancha
Catando un tinto tempranillo DO La Mancha

いくつかのワイナリーの見学では、白ブドウのアイレンや黒ブドウのテンプラニーリョ、別名センシベルをはじめとする、昔ながらの品種の価値が特に際立つ、原産地呼称ラ・マンチャの多彩なワインの試飲を楽しんでいただきました。依田恭子さんは、ブドウのアイレン種を挙げ、「早飲みワインや熟成ワインまでも醸造できる」、ラ・マンチャの白ワインのポテンシャルを力説。またこの日本人ジャーナリストは「ラ・マンチャのアイレンブドウの畑に並ぶ風車の風景は忘れられません」とコメント。

日本のワイン界で専門家として執筆活動を行う、浮田泰幸さんの言葉を借りると、テンプラニーリョ種は「フルーティな早飲みワインから樽熟成のワインまで」汎用性が高いため、非常に興味を抱いた――とのことです。

日本、EU圏外で第二位の取引先

2021年には日本への販売が6%以上減少した、アフターコロナの現状にもかかわらず、日本は、ラ・マンチャのワイナリーにとって、中期の主なビジネス指標の一つと見なされています。

実際、昨年、原産地呼称ラ・マンチャのワインを143万3,707本購入した日本は、EU圏外で第二位のワイン輸入国で、これを上回ったのは世界でドイツと中国のみでした。

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